メラノーマの初期症状とその写真

先日、「そのほくろ、昔からあったと思うけれど、急に目立つようになったわ。お医者さんで検査してもらったら」と言われました。 実は、自覚がありました。

医療関係の雑誌で、写真のような黒いほくろが大きくなったら、メラノーマ(悪性黒色腫)の初期症状を疑え、とも読んだことがあります。 生まれた時から存在しているほくろ=色素細胞(メラノサイト)が、がん化したものが、写真のメラノーマです。

気になっていることを先延ばしにするのは精神的にもよくないので、思いきって大学病院の皮膚科を受診しました。 検査は、かつては、医師が疑わしいと感じたほくろを切除して病理的に内容を調べる方法もあります。


しかし最近では「ダーモスコープ」という写真も撮れる医療用拡大鏡を使用する医療機関が増えています。

ほくろを10倍もの大きさに拡大できる上、レンズ部分に照明が組み込まれた「ダーモスコープ」は、従来の検査と比較して、より精度の高い診断を可能としています。 幸い、私はメラノーマの初期症状ではないとの診断が下りました。

メラノーマは、腫瘍の厚さが1.5ミリ以下、かつ、転移が始まっていない早期のものの場合は手術で完治させることが可能です。 疑わしいと思ったらこれらの写真との比較をして、検査をしましょう。


「昔からあるホクロがここのところ痛む、急に大きくなったように感じる」そんな時は、皮膚がんの可能性もあるので、早めに皮膚科/形成外科の診察を受けましょう。 「ホクロを刺したり切ったりする検査があるのでは?」と不安に思う方もおられると思います。

最新の検査機器「ダーモスコピー(ダーマスコピー)」は特殊な顕微鏡のようなもので、これを用いてホクロの表面を詳細に観察するだけで、痛みもなく良性か悪性の判断は可能です。 何より大事なことは、とにかく1日でも早い診察と処置となります。

おかしいなという自覚症状があったら、病院で検査を受けましょう。 これら検査の結果、もしメラノーマ(悪性黒色腫)の初期症状の可能性が高いと判断された場合は外科的に切除を目指すことになります。


基本的に初期の段階の発見であれば、それほど怖い病気ではありませんが、発見が遅れると命に危険が及ぶ状況になり得ます。

しかし以前に比べて、ガンの転移の仕組みが研究されており、乳がんで有名なセンチネルリンパ節生検を用い適切な切除範囲を判断できるようになってきています。

余談ですが「センチネルリンパ節生検」は元々、皮膚がんで行われていた方法です。 それに伴い、皮膚がんでも治療成績の向上と、治療後の生活の質の向上が両立できるようになりつつあります。